2年ぶりのフライト
2020.01.26
アリゾナ州チャンドラー空港を出発してフェニックス・スカイハーバー国際空港上空を横切って近道をして北へ向かう



当初ペイジ空港を目指していたが前日から天気が完全なIMCだったので行き先をグランドキャニオン空港に変更、給油後折角なのでグランドキャニオン上空を横切り上空から観光



グランドキャニオンを渡り切った所から東へ向かいモニュメントバレーを目指す。レイクパウウェル周辺は地表を覆い尽くすように雲が張りつめておりペイジもその下になっていた。なぜ砂漠の空港がIMCと不思議だったがこの一面の雲海を見て納得。



モニュメントバレーはギリギリ晴れていたが、今にも雲に飲み込まれそうだった。高度に気を付けながらメサ上空を旋回し写真やビデオを撮って帰投

Barrett M82 .50cal
2020.01.19
米国アリゾナ州フェニックスから車で北に1時間ほど走った郊外にあるプライベートシューティングレンジにて狙撃銃の実弾射撃を体験。使用した銃は米国Barrett社製M82、使用した弾丸は.50CALと呼ばれる12.7x99mmNATO弾。M82は1986年から製造が始まり世界35各国で使用されており時々映画などにも登場する。有効射程2kmと聞いてもピンと来ないが、シューティングレンジの土塁の向こうの彼方の山の上の的でも打つことが出来ると聞くと凄さが分かる。



ビデオでは音がカットされているので迫力が伝わらないが、現場ではイヤーマッフル越しでも怖いくらいの大音響でまるで大砲の様。引き金を引く時は正直怖さを感じる。たった5発だったが打ち終わったらぐったりするほど疲れた。

世界は謀略で動いている
2019.12.08
 今日は12月8日、昭和16年に大日本帝国陸軍が英領マレーのコタバルに上陸し大東亜戦争の口火を切った日。世界は謀略で動いている。コタバルが先なのに真珠湾ばかりが話題になり日米開戦の象徴的な出来事となっている。何故なら突然卑怯な奇襲で米国の基地を襲った日本をやっつけるのは当然だと言うシナリオにしたいのに、先にマレーで英国相手に戦争を始めていたのでは都合が悪いからだ。

 開戦前日本陸軍も海軍も政府も先ずはフィリピンを攻めるべきだと言っていたのに、山本五十六のゴリ押しで真珠湾を攻撃する事になりしかも米軍の空母は叩かなかった。その後山本五十六はミッドウェー海戦も強行し主力の空母を何隻も失う。結果だけ見れば米国に利するよう物事を運んでいる。

 第二次大戦中に米国陸軍がソビエトの暗号を破り米国政府や関係機関にソビエトのスパイがいた事が判明、その数は200人に及んだとも言われている。米国をしてそうなのだから大日本帝国の政府や軍にスパイがいたとしてもおかしくはない。そして彼らに与えられた使命は日本を対米開戦に導く事だったに違いない
逸材2
2019.07.23
 今回の参議院選挙でまた一人逸材を見つけた、大西つねき。年齢は私と同じで東京オリンピックの年に生まれ、上智大学在学中に米国シアトル大学に留学、JPモルガンとバンカース・トラストの外国為替トレーダーを歴任しIT企業を立ち上げピザ屋も経営し、東北大震災を機にボランティアや政治活動を始めフェア党を設立、そして今回の参議院選挙でれいわ新選組に合流し比例区で立候補、残念ながら落選。

 私は今まで高橋洋一、三橋貴明、上念司などの話しを聞いて現在の金融財政政策の間違いは理解してきたが、それらは全て現行の貨幣システムを前提として現在の日本の財務省が敷いている緊縮財政の間違いを指摘し正しい政策を誘導するという話しだが、大西氏も緊縮財政の間違いについては同じように指摘しているが、彼の凄い所はさらに現在の貨幣システム自体を否定し新たな貨幣システムを実現すべきという点だ。

 三百年くらい前から世界の多くの人々は借金に縛られ搾取され続けてきた。NHKの新映像の世紀ではあのシャネルですら自分でデザインして稼いでも金貸しに持っていかれてしまうとヒトラーに愚痴ったというエピソードを紹介していた。今の貨幣は全て誰かの借金であり永遠に借金を膨らませ続けなければ立ち行かなくなる。大西氏は外国為替トレーダーをしながらお金でお金を生む事に疑問を持ち、利息を取る借金を前提とした現在の貨幣システムは間違っていると思うに至った。そして解決策のヒントとして金利の無い地域通貨をモデルに挙げている。(二つ目の動画エンデの遺言参照)

 正直言って今一つ人としての魅力に欠けるところがあるが、それはおいおい身について行くと信じたい。彼の考えている貨幣システムの改革を実行出来れば、日本から世界を変えて行けるかもしれない。評論家と違って自分で立候補する気概は買ってあげたい。可能性は未知数だがここまで遠大な夢を持ち本気で議員を目指した人を私は知らない。ぜひ頑張ってほしい。




空自F-35墜落事故の考察
2019.06.16
令和元年6月10日付けで防衛省が発表したF-35墜落事故のお知らせを読んで事故原因について考察してみた

墜落機の状況
・夜間模擬空中戦訓練を終えた1分後高度31,000ft方位180で水平飛行
・管制から高度37,00ft方位220で接近する米軍機を回避するため降下を指示される
・緩やかに左旋回しながら約20秒間で16,000ft降下(降下速度900km/h)
・高度15,500ftで管制から左旋回の指示を受け方位110から数秒で方位360まで急旋回する
・急旋回中に降下速度が900km/hから1,100km/hに増す
・旋回を終えパイロットは落ち着いた声で管制に「訓練中止」と告げ降下を続ける
・15秒後降下速度1,100km/hのまま海面近くでレーダーから消える
・機体異常を伝える交信も脱出を試みた形跡も無し
・管制の指示に従って回避行動を開始してから墜落まで約35間の出来事だった

状況からの推理
・最初の20秒は旋回で下向きのGを感じていたためパイロットは急激な降下率を意識出来なかった
・二度目に管制から左旋回の指示を受けて急旋回し空間識失調に陥った
・最後の15秒は旋回から直進になってふわっと浮いた感じになり急激な降下率を感じとれなかった
・HUDにLEDで投影される表示が明るすぎて邪魔で消していた
・接近する米軍機を視認しようとして計器への注意が少なくなり高度の異常減少に気付かなかった
・自分は北の方角へ水平飛行しているつもりで右上方を通るであろう米軍機を探そうと見張に集中した
・パワーを絞った形跡が無い事から自分はまだ十分な高度にいると誤認していた可能性が有る

知りたい情報
・直前の水平飛行時のエアスピードは時速900Kmくらいだったのか?
・共に訓練していた他の3機の飛行状況と証言
・墜落機が回避しようとした米軍機の航跡
・戦闘機ではドッグファイト以外でも時速1,000Km前後の降下率での急降下は良く有る事なのか?

結語
 原因は二つ考えられる。一つは発表の通り空間識の異常、もう一つは夜間のHUDによる眩惑。そしてその二つが重なった事で事故になったのではないか。空間識について最初に管制から降下の指示をうけて降下したまでは良かったが、次に旋回の指示を受けた際にそのまま急旋回をしてしまった為に空間識失調を起こしたのではないか。急旋回する前に一旦レベルオフ(水平飛行に戻す)してから旋回すればもしかしたら事故は避けられたかも知れない。あるいは管制が降下指示の際"decending to 20,000ft"とか高度を指定していたらパイロットの注意が高度計に向き途中で異常に気付けたかもしれない。HUDについては現物を使ってみた事が無いので分からないが、写真や映像を見る限り慣れるまで大変だろうなと想像がつく。そもそも最初の降下でパワーを絞っていない様だが戦闘機ではそれが普通なのだろうか?米軍機とのセパレーションも十分なので想定外の回避行動で慌てたとも思えない。操縦していた細見三等空佐はF-4のパイロットを勤めたベテランだったとの事。フライバイワイヤを備えたF-2を経験せずにクラシックなアナログF-4から最新デジタル満載F-35へ機種転換したのだとしたら、逆に昔の経験が邪魔をした可能性も有るかもしれない。それにしてもF-35のコックピットやヘルメットのHUDの様子を見るにつけ、もう戦闘機はAIで無人化するとかドローンの様に遠隔操作にした方がいいんじゃないかという気がする。

細見三等空佐のご冥福をお祈りします。

■防衛省が発表した文書の図






■F-35専用ヘルメットのバイザーに写されるHUDの画像
夜間は表示が明るすぎて邪魔だと言われメーカーのRockwell Collinsが改善すると発表したとか・・




■Rockwell Collins ESA Vision SystemsのF-35専用ヘルメットの宣伝映像



航空幕僚監部報道発表資料のリンク

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