苦節2年
2017.01.20


 本日第2種航空身体検査証明書が届きました。これで晴れて日本の空を自分の操縦で飛べる様になれます。丁度二年前の2月に一念発起してJAPAの講習を受けてその夏に操縦士免許の法規を受けて、秋に航空特殊無線の試験を受けて、昨年の春に漸く切り替えの申請をして5回航空局に通って、12月に航空身体検査を受けて今月二回目の脳波を取って、思い立ってから全てが完了するまでに丸二年かかってしまいました。しかし有効期間1年は短いなあ・・。ま、歳だから仕方ないか^_^

 免許も二年しか有効ではないしコストも高いしもう歳だし、日本で飛ぶのは今年一年だけだと思います。でもやっぱり一度は飛んでおきたいからね。
航空身体検査第二種
2017.01.12
 先月日本で飛ぶ為に航空身体検査第2種を受けました。いつもFAAのメディカルを受けている羽田空港の診療所で受けました。初回だけ脳波が必要なのですが羽田空港の診療所には設備が無く、他の検査が終わった後に脳波の検査だけ東京労災病院まで行って受けました。脳波の検査は覚醒状態と睡眠状態両方の波形が必要でしかもステージ2という睡眠が必須です。これは意識が無くなる様な睡眠で2時間ちかく粘りましたが結局眠れず再検査となってしまいました。

 そして本日今度は睡眠薬を貰って再挑戦。一瞬だけ眠りに落ちた様な気がしたのですが前回と同じ感じで隣の部屋で泣いている子供の声が良く聞こえていたので駄目かなと思ったら、その一瞬にステージ2に入ったらしく検査は成功。あとは結果待ち。今年は国内でも少し飛んでみようと思っています。乞うご期待!
スカイネット阻止?
2017.01.01


 X-47Bペガサスは米国のノースロップ・グラマンが開発した完全自律の戦闘攻撃機。2013年に空母から発艦と着艦に成功した。このブログの2013/7/13の記事でも書いた通り、当時の報道では2019年に無人機だけの飛行隊による作戦が実行可能になると期待されていた。随分前からアメリカはドローンと呼ばれる無人機の運用をしているが、それは地上のパイロットが遠隔操縦するものだ。パイロットが飛んでいる機体に乗っていないだけで操縦するのは人間だ。しかしX-47Bは違う。無人機に搭載された人工知能が判断して飛行するのだ。これが戦地へ行けば機械が敵の人が操縦する戦闘機や地上の人間の兵士を攻撃する事になる。機械対人間の戦争、まるで映画のターミネーターの世界だ。

 ところが今年2016年の3月アメリカ海軍は予算上の都合でX-47Bの開発を中止した。機械対人間の戦争は一旦回避された。人工知能がやっと操縦出来る様になったばかりでいきなり実戦に投入されて、万が一味方に逆らう様な暴走が起きたらと思うとゾッとする。人間による悪意のハッキングが端緒となってターミネターのスカイネットのような物が生まれないとも言い切れない。個人的にはまだ時期尚早と思う。だいたい戦闘機でドッグファイトも人間が超人的な能力を発揮してやるから観ていて面白いのであって無人機がやっても何も面白くない。完全自律の兵器は面白そうで興味は有るが作らない方が良い気がする。

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