WTC倒壊のメッセージ
2021.09.11
 911の時私はアメリカに居た。車のラジオは毎日ビン・ラーディンの名前を連呼していた。そしてこれまで911の首謀者はビン・ラーディンだというアメリカの報道に何の疑いも持っていなかった。ソ連のアフガン侵攻に対抗すべく実施されたサイクロン作戦で彼はCIAの支援を受け、用済みになって捨てられた事で反米になってWTCの倒壊を目論み、1993年に爆弾で爆破するが失敗し、2001年に航空機を衝突させて目的を達成したのだとずっと思っていた。

 WTCはロックフェラー家の象徴的な建造物である。それを倒すという事は大きな意味がある。しかしビン・ラーディンの経歴を調べているとWTCを倒す動機が見つからない。普通テロが成功したら首謀者はこれ見よがしに犯行声明を出すが、彼は犯行を否定している。情報収集が進むにつれ、もしかして彼は濡れ衣を着せられたのではないか、そしてWTCの破壊にはきっと何かメッセージが込められているのではないかと私は思い始めた。

 ロックフェラーと言えば石油、20世紀は石油の世紀だった。しかし最近再生可能エネルギーだとか脱炭素とか言って、世の中は石油離れを促進させる風潮にある。日本でも法規制でガソリンスタンドが激減しガソリン消費量も年々減少している。アメリカは戦争の時に敵国の象徴的なものを破壊したりその上に星条旗を上げたりして勝利を演出する事が有る。イラク戦争の時もまだ首都の一部しか占領出来ていないのに、広場に立つ大統領の銅像をロープで引きずり倒して人々がそれを踏みにじる映像を流していた。もしかしてWTCの倒壊もそれに似た様な意味が有るのではないか?ロックフェラー家に対抗する勢力が象徴的なビルを崩壊させる事で、世界の秩序は変わったんだというメッセージを発信したのかも知れない。

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