平成27年内閣総理大臣談話
2015.08.20
まるで近現代史の要約のようだが、世界に発信し皆が共有すべき認識の基礎としては良く出来た文章だと思う。村山富一の50年談話は敗戦国としてのお詫びや反省が主、小泉純一郎の60年談話は日本の同胞も含めアジア諸国の犠牲者への哀悼と未来志向の内容で、いずれも戦後しか取り上げていない。安倍晋三の70年談話は日露戦争や欧米列強によるアジア植民地支配を話の起点としているところが過去の談話と大きく違う。日本が戦争でした事を表面的に謝罪するのではなく、欧米の植民地支配のせいでアジアは戦争に巻き込まれたという客観的な認識を示しており、これを明文化して日本政府の公式見解として世界と共有するという事は、日本の外交にとても大切な事だと思う。

平成27年内閣総理大臣談話

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