天皇とビンラディン
2013.12.07
明日、12月8日は真珠湾攻撃の日です。私が真珠湾攻撃に初めて関心をもったのは911テロの直後でした。当時私はアメリカに住んでいて、車のラジオから毎日オサマビンラディンの話題が流れていました。そして必ずと言っていいほど昭和天皇と真珠湾攻撃が引き合いにだされていました。なぜならアメリカの領土を攻撃した事があるのはアルカイダと日本帝国海軍だけだからです。彼らは攻撃で受けた被害だけを捉えてアルカイダや日本帝国を悪だと決めつけ、なぜアルカイダや日本帝国が勝てないと分かっているのに攻撃せざるを得ない状況に至ったかは語りませんでした。親米教育を受けてきた私に取って、昭和天皇がビンラディンと並べられて語られるのに違和感を覚えました。でも彼らにとっては同列だったようです。

彼らがこの二人を同列にするのと理由は違いますが、色々と調べているうちにアルカイダと日本帝国には共通点が有る事が分かってきました。大雑把に言えばどちらもアメリカの支援を受けて軍事力をつけ、アメリカによって窮地に追い込まれ、アメリカと戦って叩きのめされ、アメリカによってリーダーたちが処刑されたという事です。アメリカだけでなく大国はみな同じ様な事をしており、この数百年間世界の様々な国や地域で同じような事が繰り返されてきました。以前は武器産業界が武器の消費を増やして儲けたいというのが戦争が起こされる動機かと思っていましたが、どうやら世の中はそう単純では無いようです。アメリカの大統領ですら表舞台の役者でしかなく、大衆には見えない所で世界を動かす裏舞台があるようです。

先月ケネディー大統領暗殺から50年という日があり、その前後に誰が首謀者か色々と考えてみました。ケネディーはマフィアと繋がっていたFBI長官を更迭、CIA長官を更迭、世話になったマフィアのボスたちを裏切る、などなど暗殺の動機を持った人が多すぎ回答は出ませんでした。しかし、それは首謀者=人間だと思っているから回答が出ないのではないかと思うようになりました。これより先はまだ調査中です。アメリカ大統領の暗殺もアメリカによって起こされる戦争も、動機は同じ所で生まれているのかも知れません。

確かに大東亜戦争は日本が最初に宣戦布告をしましたが、それは望んでした事ではなく、欧米によってそうせざるを得ない状況に追い込まれてした事です。戦後GHQによって「好戦的で凶悪な日本人が世界制覇の野望を抱き周辺諸国を侵略した」という考えが広められ、今でも中国と韓国ではそれを拠り所に反日運動が展開されていますが、それはまったく太平洋戦争を起こした首謀者の思うつぼです。過去百年間にアジアで起きた事実を並べて客観的に考えれば、アジアの人々が本当に持つべき共通の認識が見えてくるはずです

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