日本初のドライドック
2014.12.23
岸壁にAやBと書かれた黒い鉄の扉が3枚ある。これは江戸時代末期から建設された日本初の海軍基地のドライドックの水門。右から1号ドック、2号ドック、3号ドックと並ぶ。列強の脅威に対抗すべく、江戸幕府の小栗上野介はフランス人技師レオンス•ヴェルニーを招聘しこの地に海軍基地を造らせた。単なる港でなく、製鉄所と造船所を備え軍艦の建造と修理の機能を備えた海軍基地となった。明治には日本帝国海軍を統轄する横須賀鎮守府が置かれ、第二次世界大戦終了まで帝国海軍の中心だった。今は米軍基地となっており、19世紀半ばから20世紀半ばまで日本を支えたこの歴史的な日本の遺産を我々は対岸から眺めるしかない。

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